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カレーワンタンつけそば・中盛@悠・新宿区大久保

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写真: カレーワンタンつけそば・中盛@悠・新宿区大久保

写真: ラーメン・太麺・油多め@家家家錦糸町店・墨田区錦糸町 写真: 正宗担々麺・大辛@成都正宗担々麺つじ田・千代田区小川町

麺屋 悠(ゆう)
  新宿区百人町1-23-11 土田ビル別館1階

 Twitterを眺めていると、『「おせちもいいけどカレーもね」という若い方には判らない格言に基づき、新年第一弾の限定メニューは今年も「カレーつけそば」と「カレーワンタンつけそば」でございます。』、『カレー粉で作るカレーうどん式でなくて、玉ねぎからカレーを作って つけスープで伸ばしてます。仕込みがメチャクチャ大変なので年一回しかやりません(笑)。』というめちゃくちゃ気になる書き込みを見つけた。ノーマークのお店だが、某大手口コミサイトの点数は3.5以上だし、ラーメンデータベースでも90ポイント以上を獲得しているので間違いはないと考え出かけた。前述のとおり限定メニューは2種類で、そのうちカレーつけ麺にワンタンとはかなり珍しい組合せだと思うが、敢えてぶつけてくるぐらいだから相当自信があるのだろう。また、ネット上のレビューでもワンタントッピングのメニューが多く、ワンタンが評判のお店のようなのでワンタン入りにした。1050円。
 麺は弱縮れの中細。ラーメン用の麺を流用しているようだが、冷水できちんと締められているため、ツルッ、プリッ、シコッと中細麺ながらつけ麺らしい食感が楽しめる。麺の一部には薄紅の香味油がかかっているので味見をしてみると、辣油のような風味を感じるものの辛味はなく何なのかは不明。つけダレについては、目の前の厨房での調理工程を見ていると、出汁で薄めたカレールーと醤油ダレを合わせていたが、食べてみると出汁で薄めたカレールーそのもの。スパイスの風味が豊かで、辛さもピリ辛を上回るレベル。なお、仕上げに赤いタレのようなものと粉唐辛子で飾ってあるが、あくまで見た目上のもので辛さへの影響はなかったものの、中盤過ぎから額に汗がじんわりとにじんできた。ルー自体の具合はタマネギのみのようで、盛付けの段階で千切りにしたナルト、色紙切りのネギ、焦がしネギなどを加えてある。それらとは別にトッピングとして、麺の上には豚チャ2種類、鶏チャ、メンマ及び焼き海苔1枚が載せてあり、また、つけダレの中にはワンタン3個が沈んでいる。豚チャの1枚は脂身のない少し締まった肉質で、噛んでいると肉の旨味がじわーっと染み出してくるタイプ。モモ肉だろうか。もう1枚はバラ肉。こちらもバラ肉にしては少し硬かったが、肉の旨味と脂身の甘さが同時に味わえて思わず笑みが浮かぶ。両方とも表面をバーナーで炙ってあるので多少香ばしいが、全体的には締まったローストポークのような印象を持った。一旦煮豚にして味を付けつつ熱を通し、その後、ロースターで焼き上げているように感じた。また、鶏チャーの方は完全にローストチキンだった。いずれにしても、3種とも肉の旨味が十分に味わえウマウマ。ワンタンは豚肉主体の餡がぎっしり詰まっていて、形は正にテルテル坊主そっくり。味わいは餃子の餡に似た感じで豚肉の旨味が堪能でき、皮のチュルン、モチっとした麺とは異なる食感も楽しい。これが3個で+100円ならトッピングしない手はないと思う。メンマは、薄味の味付けで特有の発酵臭もほとんど感じないが、食感はボリッ、ジャキッとかなり強めだったのが印象に残る。麺も具材も食べ終えるころにはつけダレは適度に薄まっていた上、ワンオペで忙しそうな店主さんに声をかけるのも気が引けたので、割スープの有無を確認することなくそのままグビグビと完飲してご馳走様でした。
 自分の入店後ポツポツと来るお客は、全員がワンタンが入るメニューを頼んでいた。メニューを見ると、ワンタン入りはレギュラーメニューよりも200円アップで、ネット情報ではワンタンは5個のようだ。豚挽き肉たっぷりのワンタンが5個で+200円なら、よほどでない限りは注文するだろう。麺量は中盛で230〜250gぐらいと思われ、麺が少し少ないもののワンタンとチャーシューで補完でき不満はない。もし不足なら、ランチタイムは半ライスがサービスになるので併せて頼むという手がある。唯一、青菜やミズナ、ミツバ等の緑があればより美味しく見えるだろうと思えるのが惜しい。若い女性が一人で来たのには驚いたが、お店の持ち味を端的に表しているように思える。

・お気に入り度:〇

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